2025年3月9日 豊田信行
信仰と身体6
古代・中世のキリスト教の人間観・身体観に最も影響を与えた人物にアウグスティヌスがいます。アウグスティヌスは欲望とからだを同一視しました。しかし、パウロが「からだの欲望」と言うとき、欲望がからだから生じるという意味ではなく、からだが欲望の「道具」となることを意味しているのです。
- 聖書箇所:ローマ人への手紙5章12節 / マタイの福音書5章29節~30節 / ローマ人への手紙6章9節~12節
古代・中世のキリスト教の人間観・身体観に最も影響を与えた人物にアウグスティヌスがいます。アウグスティヌスは欲望とからだを同一視しました。しかし、パウロが「からだの欲望」と言うとき、欲望がからだから生じるという意味ではなく、からだが欲望の「道具」となることを意味しているのです。